総合テーマ『人の「ココロ」と「カラダ」をサポートするイヌたち』と題して、全4回開催の市民向け講座。
第1回は、「私たちのために働くイヌ達」という演題で、
犬がヒトと暮らすようになった歴史のわかりやすい解説から始まり、現在存在する人のために働くイヌたち○○犬たちのタイプを、写真とともに紹介する講義でした。
そして、
第2回は、10月21日に(時間経ってしまいましたが、、、)
演題は「日本初、少年院で保護犬を育てる動物介在プログラムとその可能性」
非常に興味深いお話しでした。
刑務所で盲導犬を育てるという試みは、日本でもわずかに実施されていて、時々ニュースもなります。
が、それだけでなく、少年院に入院している少年たちに保護犬のしつけと訓練を担当してもらい家庭犬として新しい家族の元に送り出すという"動物介在矯正教育プログラム"の取り組みも、(アメリカでは多く取り入れられて、効果に関しても何冊か本を読んだこともあるのですが)、
へぇぇ日本でも。。。いろいろ展開しているのだなぁと知ることができました。
公益財団法人ヒューマニン財団が展開しています。
犬は人を癒す力があります。が、それだけでなく、犬は人を成長させる力がある・・・という実践例に熱くなりました。
レジュメより引用します
"このプログラムは、犬が良き家庭犬として成長するだけでなく、参加する少年が保護犬と接し、訓練を通じて、自他の命の尊さを見つめ直し、犬との信頼関係を築く上で大切な忍耐力や責任感を養い、ひいては自尊心、自己肯定感を育むことを目的としています。つまり、犬を訓練することは、その少年が社会に出ていくために必要な教育につながっているのです"
保護された犬にとってもヒトにとっても相互に良い効果の期待できる活動。
大いに関心もち注目していきたいです。
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第3回は、11月18日
演題は「人の「やる気」を引き出す動物たち 教育やリハビリにおける動物たちの役割」
初めて聞いた「バイオフィリアの仮設」という言葉。
おおざっばな解釈だと、ヒトが種として生き延びるために持って生まれた本能で、自分の周りの生き物に対して注意が向くことをさすのだと。
例えば、蛇が怖い〜とか、動物園に行くのが楽しい〜とか、犬や猫がかわいくて撫でたい・抱きたいというような、日常にありふれる生き物に対しての関心や気持等々(それがささいな関心であっても)すべては、原始から居残り持続けている人が種として生き伸びるための指令(-ヒトの生活スタイルは急速に変化し続ける中でも-)の名残りであると。
な〜るほどの納得感。
動物介在活動は、そのバイオフィリアなんちゃらの動物に対する生まれ持つ注意関心を、とても良い形に生かした活動といえる。
教育の現場に動物を取り入れたり、病院など治療の中に動物を介在させることで、勉強やリハビリのヤル気や成果の向上につながっていく取り組み、具体例などを聞き、有意義さ知ることができた内容でした。
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第4回、最終回は明日。
テーマは盲導犬。これまた興味深々!
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